一般的に、日本人は欧米人に比べて胸が小さく、形の持続が難しいとされています。
乳房を形成するものは大まかに、乳腺という型の基礎となる部分と、脂肪とに分かれます。その乳腺の割合が日本人の女性は欧米人に比べ少ないことが原因とされています。
豊胸手術は大きく分けて「人工乳腺法 (バッグ挿入法)」「脂肪注入法」の2つの方法がありますが、豊胸術というと一般的には「人工乳腺法」を差すことがほとんどです。
「人工乳腺法」は、人工的につくられたバッグを挿入する方法です。
「脂肪注入法」は、脂肪吸引の技術を応用し、太ももやお腹などから吸引した自分の脂肪を胸に注入する方法です。
大胸筋または乳腺の下に、人工的に作られたバッグ(人口乳腺)を挿入するもので、現在主流となっている方法です。
世界的に使用可能な代表的な人工乳腺には、生理食塩水バッグ、CMCバッグ、コヒーシブシリコンバッグ、シリコンジェルバックなどがあり、バストの状態や要望に合わせて、バッグの種類を選びます。
以前、安全性に問題があるとして使用が禁止されたシリコンバッグも、FDA(米食品医薬品局)により、問題がないことが証明されました。また、バッグの挿入位置も「乳腺下」と「大胸筋下」の2通りあり、どちらも手術時間は約1時間、入院の必要はありません。

大胸筋の上の乳腺下にバッグを挿入する方法です。ある程度バストにボリュームがあり、「もっと形を良くしたい」、「もっと大きくしたい」という方や出産、授乳後にしぼんで垂れてしまっている方に適しています。
ワキの下・乳輪・乳房のいずれかを2〜3cm切開してプロテーゼを挿入します。乳腺下の場合は、大胸筋の下を剥離しない分、術後の痛みが少ないのが特徴です。筋肉の上にバッグがのっているので、柔らかさがダイレクトに伝わります。
乳腺の下にある大胸筋の下にバッグを挿入する方法です。バストの乳腺や皮下脂肪が少なく、皮膚薄い人でもバッグの輪郭が出にくく、形や触った感じも乳腺下より仕上がりが自然です。
ワキの下のシワに沿って約2〜3cmの切開して筋肉の下に人工乳腺を挿入します。乳腺には触れることなく大胸筋下に直接挿入するため、出産や授乳には全く影響ありません。
胸が小さい人のバストのボリュームを出し、AカップをCカップまでサイズアップできます。また、左右の胸の大きさが違う場合は、バッグの大きさを調節してバランスをとることができます。
ヒップやお腹や太ももなどから吸引した脂肪を生理食塩水で洗浄し、状態の良い脂肪を選んで注射器に移し替え、バストの脂肪層に少しずつ注入して形を整えていきます。
注入された脂肪は毛細血管に取り込まれ、この部分の組織として生着します。生着率は注入した脂肪の50%といわれていますが、個人差があるため、思うような結果を得られない場合もあります。局所麻酔と静脈麻酔を用いて行われます。抜糸などがあるため2回程度の通院が必要です。
脂肪注入法は気になる部分がスリムになるとともに、バストが大きくなるという、一石二鳥の手術といえます。全体的なシェイプアップと豊胸により、ボディラインを整えたいという人には、理想的な方法です。
また、脂肪注入法で用いるのはあくまで自分自身の脂肪なので、よりナチュラルなバストを手に入れることが可能です。
異物を挿入するバッグ挿入法に抵抗がある人、バストをややふっくらさせたいという人にもお勧めです。ただ、バストに注入できる脂肪の量には限度があります。可能な範囲は1カップアップほどですので、大きなバストを希望する場合は、他の方法の方が良いかもしれません。
美容整形で乳輪を小さくする方法は2通りあります。
内側切除法は、より少ない切除面積で乳輪の直径を小さくする方法です。また、傷跡が乳頭の根本になるので目立つこともありません。乳頭が扁平に低くなることを防ぐため、皮膚のすぐ下を、きんちゃく袋の閉め口のように縫います。
もう一つの外側切除法は切除面積が大きくなり、傷も乳輪の外周につくので、内側切除法に比べるといくぶん目立ちます。この方法では皮膚のすぐ下をきんちゃく袋の閉め口のように縫う必要がありません。
どちらの方法も、切除輪の幅が大きすぎると縫合部の円周差も大きくなるので、切除輪の幅は1〜1.5センチになります。結果的には乳輪直径を2〜3センチ縮めることができます。手術後1週間は入浴できませんが、シャワーは、傷口を防水テープで保護すれば可能です。

美容整形により、生まれつき、もしくは出産や授乳で大きくなった乳頭を小さくすることができます。手術の概要は、乳頭の根本の部分を、先端を残してりんごの皮をむくように一周切り取り縫合します。傷跡はほとんど残りませんし、腫れの心配もありません。
入浴は1週間できませんが、傷の部分を防水テープで保護すれば、シャワーは翌日より可能です。
美容整形では、乳頭を美しく見せることも可能です。例えば、乳頭が陥没している場合は、陥没した乳頭部分を切開して、埋没した乳頭を引っ張り出して縫合します。
成功率は9割以上と非常に高く、魅力的な乳頭を手に入れることができます。手術後1週間の入浴・シャワーは胸から下に限り可能です。

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